三朝温泉のラブストーリー

温泉は、滞っている気を解放する

三朝温泉湯治から、京都に帰ってきて、

さほど、寒さを感じなかったのは、

身体が、温まっていたからだと思う。

今週から、寒さが応えだしてます。

温泉効果、10日くらいで切れだして、

湯治滞在日数ぐらい、湯治効果って持つみたい。

温泉の効果って!?

温まることで、血の巡りが良くなる。

血の巡りの良さは、健康の基本!

痛みだって、出来物だって、記憶力だって、

血の巡り!だわ〜と、わかった気になっていた、

のだ、けれど、

それだけでは、なかった、、、

日本人は、1,300年前から、

出雲の国、玉造温泉で、湯治をしていて、

‘’男も女も、老人も、若者も、あるいは道路を往復し、あるいは海上を浜辺に沿って行き、毎日のように集まって市場(いちば)のような賑わいをなし、また、入りみだれて酒宴を楽しんだりしている。

そしてこの温泉で一度洗えば容貌も美しくなり、

重ねて洗えば万病すべて治癒してしまう‘’

(出雲国風土記より)

お気に入りの、鳥取県三朝温泉は、

開湯860年の歴史があり、

湯元発見伝説は、平安時代に遡るのだそう。

時代は進んで、江戸時代には、

温泉療法の開祖、古方医学者、

後藤昆山先生が、おわしたそうな。

この御仁先生は、

大陸から大量に入ってくる中国医学に、

危機感を持ち、漢方薬の効能に疑問を持ち、

すべての薬について、確認作業され、

わが国の実証医学の先駆けだそう。

そんな艮山先生が発表した学説が、

「一気留滞論(いっきりゅうたいろん)」

人間が病気になるのは気が滞るからであるという説。

この“気”は、元気の“気”と同じで、

現代医学の自律神経のことを指します。

艮山先生は、

『滞っている気を解放すること』

で、病気が治ると考え、

“気”を高めるために

熱めの温泉に入ることを勧められたそうな。

これは交感神経を刺激する方法で、

元気を出したり、

やる気を高めたりするには、

熱めの温泉に入った方がいいというわけ。

温泉が、滞っている気を開放する!

このフレーズ、パワフルです。

すごく、気に入ってしまいました。

気を流す、

ではなく、

気を解放する!、、、惚れ惚れしてしまう。

世界屈指の温泉大国、日本。

地球上の、

42度以上の自湧温泉の、

実に90%!!以上が、

わが国、日本で湧き出てます。

ココからは、

松田忠徳 温泉教授『温泉は日本の文化である』です。

地表に湧出する前の温泉は、「還元系」の特性を有しており、温泉の科学的な本質、価値は、還元作用にあると言っていい。

還元作用とは活性酸素によって、酸化され、錆びつき、 そのまま放置すると重篤な病気になる恐れのある私たちの細胞を還元し、活性化する働きのことだ。

酸化を防ぐ、「抗酸化作用」もある。

温泉は地表に湧出後に時間が経過したり、殺菌のために塩素系薬剤などを混入すると、たちまち化学変化を起こし「酸化系」になる。 

酸化されると、もちろん還元作用、抗酸化作用は働かない。

私たちの体内には、地球2周半分に相当する9万キロメートル以上もの血管が張り巡らされている。

健康体である限りこの血管を流れる血液は弱アルカリ性である。

体外に排出される尿も弱アルカリ性。

果物、野菜には抗酸化物質が含まれているが、現代人の摂取量は年々、減少している。

一方で私たちは肉、乳製品などの動物性タンパク質や加工食品を多く摂取し続けているが、その大半が酸化食品だ。

温泉が日本人の心身を健康にし、また病を治癒してきたのは、酸化された私たちの細胞を還元する還元力にある。

これからも温泉が、もっぱら対症療法の薬を中心とした現代医療では得られない役割、特に予防医学としての役割を求められるとするならば、地表に湧き立ての、即ち鮮度の高い、活性酸素を消去、抑制できる優れた還元力を有した温泉がそれに応えることができる。

還元力こそが、1300年前の『出雲国風土記』が書かれた奈良時代にも、400年前の徳川家康や後藤艮山が生きた江戸時代にも、21世紀にも、地球がある限り変わることのない温泉が秘めた魅力の本質である。

時空を超えて、遙かな古人(いにしえびと)たちの時代と同じ湯脈をくぐり抜けてきた温泉を、今も私たちが共有できるのは非常に感動的なことではないだろうか。

湯治から帰ってから、

すでに、気が、滞りだしてる!?

早目に対処しないと。

大雑把な言い方だけれど、

温泉とは、ミネラル成分を多く含むお湯なので、

お酒を入れたり、お塩を入れたお風呂は、

自宅温泉になります。

『ルフロ』さんの、

1万倍濃縮温泉に

入る気満々だったけれど、

あらら、これまた、売り切れ中。。。

『ルフロ』さんの飲む温泉しながら、

日本酒と気のお塩のお風呂に入ってます。

どよんとした『気』を、思いっきり、解放したい。

葉野菜たちも、50度の温泉に入ると、

めちゃめちゃ元気になる!と

スタッフの規子さんから習って、試してみたら、

す、す、すごいっ

ボリューム、軽く2倍に見える。

白菜なんて、アコーディオンみたく広がってる。

下の写真が、温泉入浴前の野菜たちです。

明日は、クレソンしゃぶしゃぶ鍋です〜

1人鍋、侘しくてしなかったのが、

犬たちとのお鍋、すごく楽しくて、

彼らは、わんこ蕎麦みたいに、

次々、おかわりがくるので、大興奮です。