奇跡の味噌のラブストーリー

奇跡のお味噌

3月に弘前で開催された、木村秋則さんの
「自然栽培 夢のディナー」は、本当に、
夢のディナーショウでした。
全国の自然栽培(無農薬・無肥料・無除草剤で栽培)
農家さんが、自慢の食材を抱え、
ご贔屓のお料理人さんをお伴に
弘前に集合しました。

TOTAL12皿!どのお料理も素晴らしくて、
美味しくて、感動しました。
その数あるお料理の中で、私の一番の感激が、
岡山チームの1椀のお味噌汁でした。
お味噌の具は下関のフグ。
もう、飲み終わりたくなくて、
ゆっくりゆっくりといただきました。

幸運にも、翌日、岡山自然栽培実行委員長の高橋様と
お話しする機会に恵まれました。
このお味噌の美味しい秘密話を伺え、貴重なお味噌を
1つ分けて頂き、大切に抱えて帰宅しました。

熱海のハマグリ・アサリ・シジミで、
とっても美味しいお味噌汁が作れました。
たっぷりの具にひたひたの水で、ひと煮立ち、
そこにお味噌を溶きます。
仕上がりに生姜の絞り汁を少々。
なんと!お出汁要らず!!です。
魚介類の具で作るお味噌汁の時は、お出汁が要りません!
きゅうりや蒟蒻にそのままお味噌をつけても
すごく美味しい!

このお味噌が「奇跡のお味噌」と呼ばれる由縁は、
まず材料が、北海道産の自然栽培 鶴の子大豆。
そして麹が日本生まれ日本育ちの純血麹です。
今、ほとんどの麹がベトナムやインドネシアからの
輸入なのだそう。そうなんだ・・・。

そして触媒が、岡山県倉敷市で育てられた
備前「朝日米」です。
この「朝日米」は、日本で食用米としては唯一、
品種改良がされておりません!!
(あと1品種、酒米が残っているだけです)

この「朝日米」の田んぼに、自然栽培に成功して3年目、
レンゲが群生したのです。しかも、このレンゲ、
タダモノではありません。背丈が120cm!!
フキのような茎だそうです。
種も蒔かず、鳥が種をこぼしたには・・・
見渡す限り、一面レンゲ畑なのです。

レンゲが群生しだした翌年、ミツバチを放してみたら
養蜂家界の常識を越える、5倍の量の蜂蜜が取れたそう。
しかも、この蜂蜜用の微生物の数も、非常識な数だとか。
これは、この田んぼの「土」の力が為せた奇跡だそうです。

何故なら、この「朝日米」を触媒とする麹菌が
大きく育ち、全部の菌が起立しているそうで、
ピン!と立って勢いがある。

そんな「奇跡」がギュッと詰まったお味噌です。
貴重なお味噌を私共にお分け頂きました。
この機会に是非、ご賞味下さいませ。

/メルマガより引用